寒い季節、『エンジンの音が大きい?』と感じることはありませんか?
「キュルキュル…ガガガッ!ヴォォォォン!!」???
今の時期、何かいままと比べてエンジンの音が前より大きいろ感じているひとはいないですか?
特に旅行や出張に出かけていて、久しぶりにハンドルを握った時にそう感じる人が多いと思います。」
今回はそんな不安にバイキングがアドバイスをさせていただければと思います。

1. エンジンオイルの「粘度(ねばり)」の変化
エンジンオイルは温度が下がると、ハチミツのようにドロドロと硬くなります。
- 潤滑の遅れ: 5日間放置すると、金属表面のオイルが下に落ちきっています。冷えて硬くなったオイルは、始動直後にエンジン全体へ行き渡るのに時間がかかります。
- 摩擦音: オイルが十分に循環するまでの数秒〜数十秒間、内部の金属同士が触れ合う音が普段より大きく響くことがあります。
2. 「ファーストアイドル」の作動
現代の車は、エンジンが冷え切っている時、わざと回転数を高く保つようにプログラミングされています。これをファーストアイドルと呼びます。
- 目的: エンジン本体と排気ガスをきれいにする「触媒」を早く温めるためです。
- 音の変化: 回転数が高いため、当然エンジン音や排気音は大きくなります。水温計が上がってくると、徐々にいつもの静かな回転数に戻ります。
3. 金属の収縮と「ピストンスラップ音」
エンジン内部の部品(ピストンとシリンダーなど)は金属でできており、寒さでわずかに収縮しています。
- クリアランス(隙間): 金属が縮むことで、部品同士の隙間が通常時よりも少しだけ広くなります。
- 打音: エンジンが動く際、その隙間のせいでピストンがシリンダーの壁に当たるような音(カンカン、コトコト)が出やすくなります。熱で金属が膨張して隙間が適正になれば、この音は消えます。
4. ゴム部品の硬化
エンジンを支える「エンジンマウント」や、ファンを回す「ベルト類」はゴム製です。
- 振動の伝達: 寒さでゴムがカチカチに硬くなると、エンジンの振動を吸収できなくなり、車内まで音が響きやすくなります。
- ベルトの鳴き: 硬くなったベルトがプーリー(滑車)と擦れる際、キュルキュルといった高い音や、ゴロゴロという重低音を出すことがあります。
安心して良い目安
エンジンが温まってきて(走り始めて数分〜10分程度)、音が以前と同じ静かさに戻るようであれば心配ありません。 逆に、温まってもずっと音が大きいままだったり、ガガガという激しい異音や、警告灯が点灯したりする場合は、オイル不足や部品の寿命など、別の要因を疑う必要があります。
冬場は人間が朝起きてすぐ全力疾走するのが難しいのと同じで、車も「寝起き」に少し時間がかかっている状態だと言えますね。
もしよろしければ、どのような音(高い音、低い音、叩くような音など)がしているか教えていただけますか?それによってより具体的な原因を絞り込めるかもしれません。

