エンジンブレーキの上手な使い方
エンジンブレーキを効果的に使用することは、運転をより安全なものにしてくれます。
ここではエンジンブレーキの仕組みと、エンジンブレーキを意識した運転方法をご紹介します。
エンジンブレーキはフットブレーキやサイドブレーキと異なり、
専用のペダルがあるブレーキシステムではありません。
通常アクセルを踏み込むことで、エンジンへガソリンが供給され速度が上がるのですが、
アクセルを離すとガソリンの供給が止まり、エンジンからタイヤに伝わるエネルギーがなくなります。するとエンジンの回転数が抑制され、制動力が働き、車が減速します。
この仕組みがエンジンブレーキとなります。
雪道運転にも効果があります。スタッドレスタイヤの装着は大前提ですが、スタッドレスタイヤの効果を最大限に生かすためにも、雪道運転での第一原則は「急ブレーキをかけない」ことに尽きます。急ブレーキはブレーキブロックを引き起こし、車は制御不能になり大変危険です。
余裕を持ってエンジンブレーキで減速することで燃費の向上にもつながります。
ただし、フットブレーキなどとは異なりブレーキランプがつかないため、
安全のためにも周りに車がいない時や高速走行していない時にのみ行いましょう。
燃費にも安全にも力を発揮するエンジンブレーキを、是非運転時に試してみてください。