半導体があまりにも足りなくて機能削除??
半導体不足がさまざまな価格に影響を与えているのは、よくテレビや新聞などで見ますよね?
特に車に使う半導体は、製造会社の利益の幅が少ないという理由で後回しにされる傾向があります。
自動車に付ける半導体は、それを作る会社には、ぶっちゃけあまり儲からないという事なんでしょうね…
新車を作る時には150〜200個の半導体を使うと言われています。

後回しにされるのにも関わらずに、こんなにたくさんの半導体を利用するので、新車の納期が遅れるのは何となくわかりますよね。
ですが、
新車の販売はメーカーにとってはまさに命です!
半導体がないから納車が出来ない!なんて事になってはいけないのです。
そこで考えられたのがブログの題名にみある通り、「機能の削除」なんです!!
苦肉の策とは思いますが、納期の遅い機能の一部を我慢してもらい、その一部の機能抜きで納車をしているという事です。
ここで全部を取り上げるのは難しいので、ここでは削除される事がある最近の2つの機能の例をお伝えします。
①ブラインドスポットモニター〜車線変更時に目視やミラー確認時の死角になる左右斜め後方の車の存在を知らせる機能。
②パワーシートシートメモリー機能〜乗る人の体に合わせてシートのポジションを記憶させる装置。
その他にも、パワーバックドアやビルトインETC、ワイヤレスチャージング等のさまざまな装備を我慢しているケースがあるらしいです。


恐らくカーディーラーさん達は、こんな事をしたくないと思いますが、そうでもしないとお客様に提供をする車がないという、とても厳しい状況だと言う事です。
市場に出回っているお求めやすい新古車を探している方は、お車選びの時にはこういった装備はきちんと付いているのかの確認は絶対にした方が良さそうですね。
新型コロナウイルスの流行、物流のボトルネック問題、ロシア、ウクライナの戦争、急激に進む円安等、我々が望む日常というのはなかなか戻ってきません。
ディーラーもこういった苦肉の策を撃たなければいけないほど厳しい状況にあるという事ですね…
車に使われる半導体の数はここ最近右肩上がりで増えていきました...
半導体の逼迫はまだしばらく続きそうですが、早くこの危機が終わって我々の通常が戻ってきたら嬉しいですね!