2021年から最近までの中古車買取価格の推移

【最近の中古車オークション価格の推移と傾向】

北海道旭川市で中古車販売を営んでいる皆さんにとって、オークション価格の変動はお客様のお車の下取り価格に大きな影響を与える重要な要素です。このブログでは、過去3年間の中古車オークション価格と成約率の推移を分析し、今後の市場の動向について考察します。今年(2024年度)は過去3年と比べて成約率、成約単価ともに過去最高レベルで良いです!

2024年1月〜7月まで: 円安、インフレの加速

過去最高の平均落札価格となっています!世界的なインフレの影響や、特定の車種やモデルに対する人気の高まりも挙げられます。また、最近の地政学的リスクやサプライチェーンの混乱も、車両供給の不確実性を高めており、それが中古車オークションの価格上昇につながっている可能性があります。

2023年: 市場の落ち着き

2023年のデータを振り返ると、前年と比べて平均単価は約10万円減少し、成約率も10%ほど低下していました。この年は、全体的に中古車市場が落ち着きを見せ、新車供給の改善が影響した事が大きいと思います。2022年が高すぎたので、これでやっと平準に落ち着いてきたのかとこの時は思っていました… 今になて答え合わせをしたら、全然違う結果に今はなっていますが(汗)

2022年: 高い需要と半導体不足

2022年は、半導体不足による新車の供給難が続いたことで、中古車市場が活況を呈していました。成約率やオークション価格ともに今年とほぼ同等で、非常に安定した市場が形成されていました。特に、新車の納期遅延が中古車需要を押し上げたことが大きな要因と考えられます。

2021年: コロナ禍の影響

2021年は、まだコロナ禍の影響が強く、オークション単価が今年と比べて約20万円低く、成約率も10%ほど低い状況でした。この年は経済活動の停滞や消費者心理の変化が、中古車市場に直接的な影響を与えたと考えられます。

【中古車市場の不確実性と今後の展望】

中古車の査定額は、私たちのコントロールを超えた外部要因によって変動します。特に、昨今の世界情勢は予測が難しく、過去の状況と比較することでしか現在の相場を説明することができません。

お伝えした通り、現在の中古車市場は非常に強い状況にあります。しかし、この相場がどれほど長続きするかは不透明です。ウクライナとロシア、イスラエルとガザの情勢、中国と台湾の緊張、さらには地震などの自然災害が今後どのように影響を与えるかは予測できません。

このような不確実な時代において、現在の高い相場は貴重な機会です。もし車を手放すチャンスがあるなら、今がそのタイミングかもしれません。相場が強いうちに行動することで、より良い査定額を得ることができる可能性が高いです。

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