冬のワイパー操作にご注意!ガラスのヒビとワイパーアーム破損の危険性
冬の寒い朝、雪や氷で覆われた車を動かす際、意外なところでトラブルが発生することがあります。その中でも、ワイパーの誤った扱いによるフロントガラスのヒビや、ワイパーアームの破損は非常に厄介な問題です。これらを防ぐためのポイントを詳しく解説します。
ケース1:急に戻したワイパーがガラスに与えるダメージ
冬はフロントガラスの除雪を楽にするために、ワイパーをよく立てて駐車をしますよね?それ自体はガラスに固着しなくて、とても良い事ですが、そのワイパーを立てた後に急いで戻すと、ガラスに強い衝撃が伝わり、ヒビが入ることがあります。最悪の場合は、小さなヒビからガラス全体に拡がることがあります!特に冬場は、以下の理由でガラスが脆くなりやすいのです。
- 温度差によるストレス
外が極寒で、車内が暖かい場合、温度差がガラスにストレスを与えています。この状態で強い衝撃を与えると、ヒビが発生するリスクが高まります。 - ワイパーの反動による負荷
立てたワイパーを急に戻すと、その反動がガラスの一部に集中し、ヒビの原因となります。
対策:ワイパーは丁寧に操作し、衝撃を与えないようにしましょう。
ケース2:雪の重みでワイパーアームが折れる危険性
冬にありがちなミスとして、ワイパースイッチをオンのままエンジンを切ってしまうことがあります。この状態で大量の雪が降った後にエンジンをかけると、自動的にワイパーが動き出し、次のような問題が発生することがあります。
- ワイパーにかかる過剰な負荷
降り積もった雪や凍りついたワイパーが重くなり、モーターやアームに過剰な負担をかけます。 - アームやモーターの破損
重さに耐えられず、ワイパーアームが曲がったり折れたりすることがあります。また、モーターの焼き付きにもつながります。
対策:
- 車を降りる前に、必ずワイパースイッチをオフにする習慣をつけましょう。
- 雪や氷がワイパーに付着している場合は、動かす前に必ず取り除くこと。
冬のワイパートラブルを防ぐコツ
- 事前準備を怠らない
寒い日の朝は少し時間を取って、フロントガラスやワイパーに積もった雪や氷をしっかり取り除きましょう。 - 撥水コーティングの活用
ガラスに撥水コーティングを施すことで、雪や氷が付きにくくなります。また水を弾きやすくなるので、視界も良好になります。撥水コーティングはボディコーティングなどと比べても、比較的安価なので、とてもオススメのオプションです! - ワイパーの状態チェック
冬に備えて、ゴム部分やアームの状態を確認し、劣化している場合は交換することが大切です。 - スイッチの確認
車を止める前にワイパースイッチがオフになっていることを確認しましょう。
まとめ
この仕事をやっていると、1年に何度かこういった事でご来店する方がいます。
冬場のワイパー操作は、ガラスやワイパー自体に大きな影響を与えることがあります。ワイパーの扱い方に少し気を配るだけで、高額な修理費用やトラブルを防ぐことができます。寒い季節でも安心して運転できるよう、日頃から注意を心がけましょう!