えっ⁉️嘘みたいな車の雑学10選 Part2

前回ご紹介した驚きの車雑学10選が好評だったので、続編としてさらに「嘘みたいなホントの話」を10個集めました。今回も家族や友人に話したくなるような、キャッチーで面白いネタばかりです。それではさっそく見ていきましょう!

1. 世界最速の車は音速超え!?

「車の世界最速記録」は想像以上です。イギリスで開発された超高速車「スラストSSC」は、1997年に時速1,228km(763マイル)を叩き出し、陸上車両として初めて音速の壁を突破しました。ジェット戦闘機用エンジンを2基積んだ怪物マシンで、あまりの速さに走行時には空気の衝撃波まで発生したそうです。音より速い車が現実に存在するなんて、まさに度肝を抜かれる話ですよね。

2. ナンバープレートに15億円!?桁違いの「ご当地」事情

車のナンバープレートに数億円もの大金を払う人がいるって信じられますか?実はアラブ首長国連邦では、たった一桁や特別な文字のナンバーに途方もない価値が付くことがあります。2008年にアブダビで開催されたオークションでは、シンプルに「1」というナンバーが約14億円(5220万ディルハム)で落札されました。さらに2023年にはドバイで「P7」というナンバーが約15億円(5500万ディルハム)で競り落とされ、新記録を樹立。ナンバープレート一枚に豪邸が建つほどのお金が動くなんて、まさに桁違いの世界ですね…。

3. 世界一高い車、落札額は150億円超え!

コレクターの世界では、希少なクラシックカーに天文学的な値段が付きます。中でも史上最高額で落札された車は、1955年製のメルセデス・ベンツ「300 SLR ウーレンハウトクーペ」です。その落札価格はなんと1億3500万ユーロ(約142億円)にも達しました。世界に2台しか存在しない幻の車で、2022年のオークションで記録的高値を更新。この金額、並みの美術品や豪華不動産をも超えるレベルで、まさに「走る芸術品」ですね。

4. 地球横断!?史上最長の自動車レース

現在のラリーやレースも過酷ですが、史上最も長い自動車レースは文字通り桁違いでした。1908年に開催された「ニューヨーク〜パリレース」は、ニューヨークを出発しアメリカ大陸・アジア・ヨーロッパを横断する地球規模のレース。スタートからゴールまで優勝チームは 169日間 もかかり、総走行距離は約1万6700kmに及びました。途中で3台しか完走できないという超過酷な冒険でしたが、この無謀ともいえるレースが自動車の耐久性を証明し、当時の人々を熱狂させました。まさに「嘘みたいな本当の話」です。

5. F1マシンは天井を走れる!?驚異のダウンフォース

フォーミュラ1のマシンは空力性能が桁違いです。高速走行時には車体が上下逆さまになっても地面(正確には天井)に張り付くほどのダウンフォース(下向きの空気圧)を生み出すと言われています。理論上は時速160km(約100マイル)以上で走れば自分の重量以上の押し付け力が発生し、トンネルの天井に逆さにくっついて走行できる計算です。実際に試したチームはいませんが、そんなウルトラC級の性能を持つレーシングカーが存在するなんて驚きですよね。

6. 8時間連続ドリフト!?給油まで走りながら

ドリフト走行の世界記録は常識外れです。BMWは2018年に最新モデルの連続ドリフト耐久記録に挑戦し、なんと8時間近くもドリフトし続ける離れ業を達成しました。走行距離は374km以上に及び、この間に5回も走行中に給油する荒技で世界記録を更新。濡れた路面でタイヤを滑らせ続け、隣を並走する車から給油ホースを繋いで燃料補給する様子はまるで空中給油さながら!普通なら数秒でもヒヤヒヤするドリフトを何時間も続けるなんて、発想も技術もクレイジーですね…。

7. ガソリン不足で木炭車!?第二次大戦中の苦肉の策

今では考えられませんが、かつて木炭や薪で走る自動車が活躍した時代がありました。第二次世界大戦中、深刻なガソリン不足に陥った各国では「木炭自動車」(ガス発生装置付き車両)が大量導入されました。木や石炭を不完全燃焼させて発生する一酸化炭素などの可燃ガスをエンジンで燃やして走る仕組みで、当時ドイツでは乗用車・トラックから戦車まで様々な車両に装備。日本やヨーロッパでも何十万台もの木炭車が走り、なんと木炭ガス燃料の車でカーレースに優勝した例まであったとか。現代の感覚では信じがたいですが、資源不足を知恵と工夫で乗り切った時代の産物ですね。

8. ワイパーを発明したのは女性だった!

いまや自動車に欠かせないフロントガラスのワイパー。この便利な装置を生み出したのは、20世紀初頭のある女性発明家でした。アメリカ人のメアリー・アンダーソンさんは、1903年に車内から操作できる窓拭き装置の特許を取得。当時、雨や雪の日に外に出て窓を拭かなければならなかった不便を解消する画期的アイデアでした。しかし彼女の発明当初、自動車メーカーからは「そんなもの必要ない」と相手にされず、実用化されたのはその十数年後。それでも今日では全世界の車に当たり前に搭載されるほど普及し、彼女の先見の明には頭が下がりますね。

9. 100年前、電気自動車が街を走っていた

電気自動車(EV)は最先端のイメージがありますが、実は今から100年以上前にも流行していました。1900年代初頭のアメリカでは、自動車の約3分の1が電気自動車だったというデータもあります。19世紀末には各国で電動馬車が試作され、1900年頃にはニューヨークで電気タクシーが何十台も営業するなど、静かで排ガスが出ないEVは都市部で人気を博しました。やがてガソリン車が給油の手軽さや高出力で主流となりEVは一時姿を消しましたが、「EVは新しい技術」という先入観が覆る意外な歴史ですよね。

10. アウトバーンではガス欠が違法!?

ドイツの高速道路アウトバーンにはいくつか独特なルールがありますが、中でも驚きなのが「ガス欠で停止すると処罰」される可能性があることです。アウトバーン上では事故や渋滞などの緊急時以外で停車すること自体が法律で禁じられており、燃料切れで車を止めるのは「予防できたはずの停止」とみなされるためです。サービスエリアが50kmおきに整備されているのもそのためで、万一ガス欠で路肩に止まろうものなら罰金や最長6か月の免許停止措置すらあり得ます。高速で飛ばす車ばかりのアウトバーンで下手に止まれば大事故につながりかねないとはいえ、「給油し忘れると違法」というのは緊張感が違いますね。

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