半導体不足による新車納期の遅れ
コロナ禍の中で半導体不足が原因で新車を始めとして様々な物が作れなくなり、車の納期が遅れてきているというニュースを最近よく聞きますよね?
私は自動車業界にいて新車の納期が以前として遅れているので、半導体の生産はまだまだ戻っていないとずっと思っていました.
しかしながら、
実際には半導体の生産はすでにコロナ前の水準に戻ってきているみたいです!
それでは何故相変わらず新車の納期の遅れが解消されないか?という疑問が残りますよね?私も最初にそれを聞いた時にはそんな疑問がありました。
実は半導体と言っても種類が沢山あり、車載向けの半導体は最新式の物である必要がない汎用品なのであまり儲からないらしいです。スマホとかパソコンの半導体を作った方が半導体メーカーは遥かに儲かるらしいので、儲かる所に先に供給しているので車載向けの半導体は後回しと言う事らしいです。
以前からそうなら、何故コロナ禍以降は車内向けの半導体の供給を渋っているの?という疑問が出てきますが、半導体を作っている会社もコロナ禍で随分と痛手を負いました。コロナ禍前であれば、今までの慣習で車載向けの半導体も沢山作っていましたが、今は儲けが少ない車載向けの物を売るよりも先ずは他の儲かる物を販売した方が得策ですよね?半導体メーカーももうなりふり構っていられないと言う事だと思います。
最近の車体価格はうなぎ登りの勢いで上がっています。無数の半導体を最近の車は必要とするので簡単に値上げを許してしまうと、今度は消費者がその分の値上げの犠牲になるので、中々厳しい話ですよね…
そんな中で、以前は半導体生産のトップだった日本も黙ってはいません。経済的に日本の1番大事な自動車産業がこのままだとマズイので九州などに新たな半導体メーカーを作り始めました。
工場が出来るまではまだまだ時間はかかるとは思いますが、何も手を打たないよりかは断然良いので早めの半導体の回復を願いたいものです。
ここまで書きましたが、車載向け半導体の生産が戻るまではあと1年程はかかる見通しらしいです…
この事に関しては、我々に出来る事は限られているとは思いますが、
我々もなるべく最新の情報を手に入れて皆様にお伝えを出来ればと思いますので、何かご不明な点がありましたらお気軽にお尋ね下さい!
いつでもお待ちしております!